以上の2つの理由により、ブランド戦略が機能しない理由はご理解いただけたことと思います。
つまり、いいものを作れば売れるという機能的な価値に固執してしまっていては物は売れないということ。
時代は大きく変わっており、人々は数あるブランドから選択できる権利を得ました。
そのような顧客に対して、「いいもの」というものは顧客側に選ぶ権利があります。
だからこそ顧客視点からの着想が必要になります。
またターゲットとなる顧客に対しては「マーケットを広く捉えながら絞る」が正解です。
ではどうすべきかというと顧客のニーズを確実に理解することです。
顧客が本当に必要としているか、喜んでもらえているか、その基本的な視点を持つことができなくなるのは、組織が分断しているなどの理由が考えられます。
その商品に関わる人すべてが顧客視点で、さらに情報をスムーズに社内に共有していくことがブランドを強化していくための前提条件になります。