ブランディングのオムニモスーク

ブランド体系 つづき

そして、あなたのブランド群は、目的を持って棲み分けを行い、事業ブランドと商品ブランド、そして各ブランド同士が良好な関係を保てているでしょうか。

 

ブランド体系には上下の関係性と左右の関係性があり、それらを整理することよって機能や役割別に明確にしなければなりません。

 

その際に最も大事なことは、顧客の立場であるかどうかです。

 

例えば、1台数千万円もするランボルギーニがコンパクトカーを販売するとします。

 

ランボルギーニといえば、パワフルでハイグレードなブランドという印象がありますが、スピードと高級感を求めているユーザーのニーズを満たしています。

 

そのランボルギーニがもし軽自動車を販売するとしたら、どのようなことが起きるでしょうか?

 

ランボルギーニファンではなくてもそのブランドの高級感は理解していても、軽自動車がその市場に投入されてしまうと、人々の頭の中に「バグ」が生まれてしまいます。

 

つまり、高級なブランドにリーズナブルなブランドというブランド連想が混在してしまうのです。

 

ランボルギーニであれば、おそらく世の中にないような軽自動車を開発するでしょうが(もともと参入してくるはずは有りませんが)、その戦略がうまくいかなかった場合は、本家のパワフルな高級路線のブランドも傷ついてしまいます。

 

もしランボルギーニが軽自動車に参入するのであれば、少なくとも全く異なるブランドでなければならないということがご理解いただけると思います。

 

このようにブランド体系では、人々のニーズによってブランドを棲み分けすることを考えなければなりません。

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