ブランディングのオムニモスーク

ペルソナの導き方:2、ロジックと顧客インサイト

あなたは、「身元の分かる被害者効果」という理論を聞いたことがありますか?

顧客ターゲットがブランドを選ぶ基準というものは、必ずしもロジカルとはいい切れません。

彼らは合理的な理由でブランドを決めることもよりもむしろ感情で購買の意思決定をしています。

ブランド戦略とは、ターゲット顧客に良い印象を持ってもらい、感情移入してもらうことを目指しています。

「身元のわかる被害者効果」というものは、被害者が「特定可能な個人」である場合に、そうでない場合と比べて、はるかに強い反応を人々が見せる傾向にあることを示唆すると言われています。

この理論の提唱者が、慈善活動を行っていた際に、一人の飢えた子供の写真を見せられた人は寄付へ気前の良さを示したのに対し、アフリカ全土の飢餓に関するデータのリストを見せられた別グループは寄付額がおよそ半分だったそうです。

別の例えで言えば、スーパーマーケットに農家の写真があり「私が作りました」といったコメントがあると、ついそちらの商品を手にとってしまうという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

きっと自分ごとのように感じてしまいやすいのでしょうね。

また人の脳みそというものは、3層構造になっていて外側から内側にかけて、考えるための人間脳、感じるための哺乳類脳、生きるための爬虫類脳という順になっており、合理的に考えるよりも感情的に感じるほうが無意識のうちに優位となります。

よく衝動買いという言葉を聞くことがありますが、これもどちらかといえば、人間脳よりも哺乳類脳や爬虫類脳が機能していると考えられます。

ストーリーテリングという手法も顧客ターゲットに響きやすいのは、やはり感情に訴える力を持っているからです。

ペルソナ設定とは、そのようなターゲット顧客の気持ちを感じることで顧客の気持ちを理解し、あなたの商品・サービスに直感的な視点を持つことができるようになるのです。

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