ブランディングのオムニモスーク

■ターゲティングの絞り込み方

さて、ターゲティングの具体的な方法を語るウェブページはあまり有りませんので、そのやり方を共有します。

STP分析のセグメンテーションについて解説したページで以下の切口についてお伝えいたしました。

・地理的変数によるセグメンテーション(ジオグラフィック変数)
・人口動態変数によるセグメンテーション(デモグラフィック変数)
・心理的変数によるセグメンテーション(サイコグラフィック変数)
・行動変数によるセグメンテーション
・固有変数によるセグメンテーション

ターゲティングはこれらのセグメンテーションから具体的に絞り込んでいきます。

例えば酒販店を経営しているとします。

地理的変数であれば、出店エリアを、都市部、地方、関東、関西、北海道、東北、中京・・・と区切ります。

そしてターゲット顧客は、最寄り駅から500m圏内、500m-1km圏内、1-2km圏内、2-3km圏内、3-5km圏内、5-10km圏内、10km以上などと区切ることができます。

これらのリストの中から、関東を選択したり、その中でも最寄り駅から500m、500m-1kmと選択したりしていきます。

人口動態変数においても同様です。

家族構成を、核家族、単身、3世帯、シングルマザー、シングルファザー、両親、子供1、子供2、子供3、祖父、祖母などと区切ることができれば、この中から、3世代で、両親、子供2、祖父と選択します。

それらの意図としては、両親と祖父が一緒に晩酌したりするシーンを描くことで、先のステップでのクリエイティブでその方々の日常の団らん風景を切り取ったポスターなどが作成されるわけです。

セグメントからターゲットを選択していき、イメージをより鮮明に具現化する作業がターゲティングで行う作業になります。

では、心理的変数ではどうでしょうか。

ライフスタイルという切口で言えば、アウトドア派、インドア派、車好き、自然派、高級志向、流行志向、機能志向、などが上げられますね。

酒販店であれば、アウトドア派をターゲティングすると、クーラボックスを無料レンタルしてBBQセット用の飲み物セットをサービスとして提供できるかもしれません。

もちろん、そのようなニーズが有るかどうか、つまり、商売となるかどうかを検討することが最優先ですが、ターゲットが絞れてくるだけで、サービスを強化できることも多々あります。

このようにターゲットが明確になるだけで、漠然とした商品・サービスが急にキラキラと可能性が輝き出すような感覚になるのは私だけでしょうか。

ターゲットが明確になると、商売も「イケる!」と思えるようになってきます。

それは競合他社さえも関係なくなる領域があるかもしれません。

その積み重ねが「戦わないブランド」へと成長させるきっかけになると信じています。

-->