ブランディングのオムニモスーク

■ターゲティングとセグメンテーション

ターゲティングとは、限りある資源を、つまりヒト・モノ・カネをどのように活かすかという意思決定でもあります。

また同時に、顧客とブランドの双方にとって利益の最大化を目指すものでなければなりません。

セグメンテーションの項でも触れましたが、Rank(優先順位)、Realistic(有効規模)、Reach(到達可能性)、Response(測定可能性)という4Rが判断基準として機能します。

セグメンテーションとターゲティングがうまくいかなければ、誰にとっての商品・サービスであるかが定まらず、誰にも喜んでもらえないという状況になってしまいます。

もしあなたがターゲットは「全員」という設定をしてしまっていれば、いくつかの課題を生んでしまいます。

1つ目は、ターゲットを社内で共有できなくなります。

ターゲットを見える化するためには、ペルソナという仮想の人物を設定しますが、共有できなくなるということは部門間でバラバラにターゲット像を解釈してしまったり、施策もバラバラになってしまう可能性があります。

結果的に、クリエイティブも意味付けができないものになり、好き嫌いという好みで判断されてしまいます。

2つ目は、ブランドイメージや提供価値が定まらず、コミュニケーション戦略に課題が生まれます。

本来ならば、顧客が明確に定まることで、その顧客に喜んでもらえる価値を提供できますが、ターゲットが「全員」となると、多様化しているニーズに応えることは非常に困難であると考えられます。

また、年齢や性別だけのターゲット設定であれば、ターゲットを「全員」と設定しているときと同様に、こちらも多様化したニーズを満たせることはできなくなります。

ターゲティングは、マーケティングにおける最も重要な意思決定の1つです。

その設定は事業の発展性を左右するものとしてお考えいただきたいと思います。

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