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・競合他社を分析する方法:2、コトラーの競争地位の類型化

あなたはフィリップ・コトラーという教授をご存知ですか?

私がマーケティングに出会ったのはこの教授の分厚い書籍を購入してからです。

百科事典くらいの厚みがあり、私も途中で挫折しましたが、今読み返すといいことおっしゃっています。

競合他社を知る方法として、いくつかの視点があります。

ここから紹介するものは、そのコトラー教授の競争戦略の理論であり、マーケットシェアの観点から企業を4つに類型化しました。

そしてそれぞれの競争地位に応じた戦略目標が示されています。

まずは、あなたと競合しそうな企業をリストアップしていただきます。

そしてその業界の構図を調査し、以下の4つの類型に当てはめてみます。

1)マーケット・リーダー

マーケットシェアが最大で、業界を牽引する主導的な立場にあるトヨタのような企業です。

自社のシェアを維持、拡大させ、市場そのもの全体を拡大させることが戦略目標です。

2)マーケット・チャレンジャー

業界で2、3番手の大企業であり、リーダーに挑戦しトップを狙う日産のような企業です。

攻撃対象を明確にし、競合他社の弱点をうまく利用してシェアを高める戦略を目標とします。

3)マーケット・フォロワー

こちらも業界で2、3番手の大企業ですが、業界トップになることを狙っていません。

競合他社の戦略を模倣するという戦い方をする企業です。

そのようにして製品開発コストを抑え、高収益の達成を戦略目標とします。

4)マーケット・ニッチャー

シェアは高くなく、ニッチ市場で独自の地位を獲得しようとする企業です。

商品・サービスの価格帯や販売チャネルなどを限定し、専門化することで収益を高めることを戦略目標としています。

ランチェスター戦略と類似する戦い方ですね。

・競合他社を分析する方法:3、嶋口充輝の競争地位の類型化

嶋口モデルは、コトラーと同様、経営資源の量と質から企業の競争地位を類型化しました。マーケット・リーダーは全方位戦略、マーケット・チャレンジャーは差別化戦略、マーケット・フォロワーは模倣戦略、マーケット・ニッチャーは集中戦略と、タイプごとに戦略の基本方針を明示しています。

例えば、飲料業界でリーダーブランドといえばコカ・コーラですね。

自動販売機の設置数が最も多く、市場をけん引しています。

コカ・コーラに対して果敢に挑んでいるサントリーはチャレンジャーブランド戦略であり、緑茶というニッチな分野で専門性を発揮している伊藤園はニッチブランド戦略です。

「サンガリア」は、売れ筋カテゴリーに対して、模倣品を即出してくるフォロワーブランドです。

分類方法を活用すれば、競合他社の分析が可能となります。

それぞれのブランドのおおよその戦略が推測できますしので、覚えておきましょう。

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