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■アンゾフの成長マトリックスの事例_4、多角化の事例(新製品→新市場)

多角化に関しては、様々なアプローチが存在します。

・類似業界に進出する水平型多角化
・流通の川上/川下に移動する垂直型多角化
・全く異なる事業を行うコングロマリット型多角化

水平的多角化としては、バイクを生産していた本田が自動車産業に進出した事例が挙げられます。

垂直的多角化は、メーカーが卸や小売に進出したり、小売業が卸やメーカー分野に進出したりする例です。

コングロマリット型多角化の例としては、トヨタ自動車が通信事業や金融・植林事業に進出することが挙げられます。

さて、皆さんはDMM.COMという企業をご存知ありますか?

DMMグループは石川県加賀市においてビデオレンタル店を開店したのを契機に、アダルトビデオの販売、動画配信で急成長を遂げました。

売上は2,211億円(2019年2月期)という立派な会社に成長しています。

こちら(https://www.dmm.com/)にアクセスしていただくとご覧いただけますが、多種多様なサービスを展開しており、意思決定が早く、新規事業に取り組んでは利益がでなければ、即撤退というダイナミックな経営をしています。

事業別の売上の主力はインターネットを活用した動画・配信事業、オンラインゲーム事業、太陽光を中心としたエナジー事業となります。

それ以外にも、通販・レンタル事業、証券事業、インターネットを活用した英会話事業、モバイル事業、3D事業及びロボット事業などなど数多くの事業領域でサービスを拡充していています。

参入を決めるポイントの一つは、世間の支持をちゃんと受けられるものであること。いくら儲かっても世間に支持されなければ長続きしない。もうひとつは「はやりもの」であること。(Special Interview DMMホールディングス 会長 亀山敬司「出た利益はすべて新規事業につぎ込む」 週刊東洋経済 2017/12/30号)だそうです。

新製品で新市場に参入するためには、リサーチも十分に必要だと思いますが、現代においてはスピード感が何より重要視されていなければならないのだと思います。

業績という目に見える形で継続すべきかどうかの判断に迷いは必要としていないのでしょう。

新規事業を成功させるには、安定した収益を稼ぐことのできる事業と新たな挑戦するマインドが前提条件の上で、調査、投資、実行、撤退のスピードを上げることなのだと思いますが、いかがでしょうか。

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