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■アンゾフの成長マトリックスの事例

ここからはアンゾフの成長マトリックスの事例をそれぞれの分類ごとに考えてみましょう。

1、市場浸透の事例(既存製品→既存市場)

市場が成熟し、製品がコモディティ化されている場合が多く、市場を客観的に判断する必要があります。

市場が縮小している場合と市場が拡大している場合では、拡大市場のうほうが事業展開は当然用意になるはずですが、多くの場合は、市場そのものはライフサイクルに伴い縮小傾向となります。

ところが、縮小している市場でのビジネスは消耗戦になりやすいと判断できます。

シェアをどれだけもっていて、効率よくマーケティングができているかによって収益性は変わってきます。

個人のライフスタイルは多様化し、テレビや新聞媒体だけの広告手法だけではターゲットに情報が届かない場合も多く、WEBやテクノロジーを駆使した販売戦略が重要視されてきています。

中でもオンライン広告が全般的に投資効率が高いのは上記の根拠となっています。

市場浸透において有効な常套手段が顧客管理(CRM:Customer Relationship Management)です。

昨今サブスクリプションサービスとしてさまざまなビジネスが展開されていますが、まさにこのCRMで顧客をマネジメントすることで収益化の最大化を行っています。

サブスクリプションというサービスは新たな収益手法としてさらに発展する可能性はあるでしょう。

オンライン映像プラットフォームのNetflixやアマゾンプライムも同様にサブスクリプションモデルを採用しています。

また通販事業も同様の傾向があります。

どちらも一人あたりの収益や顧客獲得単価、そして顧客生涯価値などが試算しやすいため、事業の計画性が非常に用意になってきます。

言い換えれば、どれくらいの予算を投下すれば、どれだけの収益が獲得できるという判断が非常に用意になり、積極的な投資を行え、結果的に市場の中で存在感を作り上げることができるということになります。

これらのビジネス手法はさらに発展を遂げており、今後はAIや以下に続く他の戦略との掛け合わせができる企業が優位性を発揮することになると思います。

ただ一つ大切なことは、この市場浸透における成功体験を持たない会社が他の戦略で優位性を作り上げることは大変困難になるでしょう。

それは、事業が浸透できず、ヒト・モノ・カネの資源を浪費したあとで他の戦略では同じ課題にぶつかるであろうからです。

まずこの市場浸透の土俵において、勝率の高い勝負に出なければならないと考えます。

小さな土俵かもしれませんが、確実に収益を上げて行くことをぜひ目指していただきたいと思います。

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