ブランド・アイデンティティプリズム

強いブランドを作るためのBI/ブランドアイデンティティとは10/ブランド・アイデンティティ・プリズム続

ブランド・アイデンティティ・プリズム

ブランド・アイデンティティプリズム

ここで、ブランドについて総体的に示した表をご紹介したいと思います。これはブランディングの専門家として世界的に知られるJean-Noel Kapferer氏が作成しました。

「ブランド・アイデンティティ・プリズム」と名付けられたモデルであり、ブランドアイデンティティが持つ6つの側面(Physique、Personality、Culture、Relationship、Reflection、Self-image)がまとめられたフレームワークです。

ブランドアイデンティティプリズムは、以下の6つの要素で構成されます。

1)Physique:物理的に識別されるブランドの側面
2)Personality:ブランドの個性
3)Culture:ブランドが自らの行動の規範とする価値体系や基本原則
4)Relationship:ブランドがシンボライズする人と人との関係
5)Reflection:消費者を代表する人たち。言い換えれば、ブランドの典型的なバイヤー
6)Self image:消費者がイメージする理想の自分

こちらは明日から詳しくお伝えします!

まず、ブランドアイデンティティプリズムにおける、「ブランドオーナーのブランドアイデンティティ」は、企業側がイメージしているブランド像になります。

そして、ここでもわかりやすく顧客を消費者ということで統一していますが、「消費者側のブランドイメージ像」とは、商品・サービス・企業に対するブランドの印象のことです。この点は、感情移入を伴った印象という意味になります。

そして左の「社外的」はエクスターナル、「社内的」はインターナルというブランドの外か内かに対する関わりを意味します。

1)Physique:物理的に識別されるブランドの側面

企業のロゴ、配色、梱包デザイン、オンライン空間やコミュニケーションなどが含まれる領域です。

2)Personality:ブランドの個性

人間のパーソナリティと類似するもの。それを表現するには、作成する文章のスタイルやボイス、デザインのスタイル、配色、あるいは 著名人を起用することなどによって、ブランドを個性化したものです。

3)Culture:ブランドが自らの行動の規範とする価値体系や基本原則

文化とは、ブランドに託した価値観やビジョンに代表され、他者とのビジョンや価値観との違いを示すもの。ブランドの文化とその組織とは密接につながっています。文化とは、会社の理念体系や業績、社歴、社風なども含まれたものです。

4)Relationship:ブランドがシンボライズする人と人との関係

たとえば、母と子との関係や友達同士の関係とありますが、ブランドが象徴される場を想像してもらえると結構です。例えば、お米のブランドだとすれば、家庭円満の笑顔が溢れた食卓。または、母親が作ってくれた温かいおにぎりなど、そのブランドが象徴する人と人との関係という意味です。

5)Reflection:消費者を代表する人たち。言い換えれば、ブランドの典型的なバイヤー

商品・サービスを購入するバイヤーペルソナ自身が商品・サービスのブランドの鏡であるという意味です。

6)Self image:消費者がイメージする理想の自分

そして、消費者自身が自分自身をそのブランドにどう投影し、自己表現的価値を得ることになるかを検討します。

いかがだったでしょうか。ブランドアイデンティティプリズムは様々な視点から「らしさ」を構成していくフレームワークです。他のフレームワークとの掛け合わせで整合性を取りながら検討してみてください。

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