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強いブランドを作るためのBI/ブランドアイデンティティとは8 ブランドビジョン2.0

ブランドビジョン2.0 ①:ブランドの在り方の変化

ブランディングは、企業の利益追求のためではない。様々なステークホルダー&未来をどのように創造していくかが「社会的な目的」となります。そしてその追求こそがブランドビジョン2.0となります。

あなたのブランドビジョン2.0が、企業で働く従業員一人ひとりと価値観を共有し、どのような社会を作り出していくかを行動レベルにまで落とし込む必要があります。

あなたの会社で取り組める従来の事業活動に対して「どのような社会を作り出していくか?」という問いにどのような答えをお持ちでしょうか?

その答えというものは、具体的で実現可能でなければなりません。

パナソニックの創業者、松下幸之助翁は社会から貧困をなくすという使命のもと、電化製品を世に送り出し、見事に豊かな国づくりに貢献されました。そして、それは世界中へ広まっています。

松下幸之助翁の思いが受け継がれ、現在はアフリカの電気のない地域に太陽光発電を設置し、夜中でも電灯や照明が灯る集落づくりを支援しています。

多くの方はパナソニックの活動は知らないかも知れません。

しかし、文化を作り出す企業こそが社会を考えなければ、ただの利益追求のための道具になってしまいます。

その考え方を従業員だけではなく、消費者にも共有し感情を動かし、多くの支援者を募っていく時代に差し掛かっていると考えています。

ブランドビジョン2.0 ②:ターゲティングの変化

ブランドビジョン2.0では、ターゲットとする顧客が変化します。目指すゴールの変化が起こるため、そのゴールに共に向かうパートナーとしての顧客が変わってきます。

今までであれば、商品・サービスをどれだけファンになってくれるかが大事な顧客像かと考えていましたが、もちろんそれは従来どおり大切な顧客であることには変わりありませんが、もっと多面的な関係性を作ることが出来るようになるはずです。

事業が社会に影響を及ぼすことが出来る時代、消費者や顧客の存在によって社会的価値を高めることが出来るようになりました。

そこで、企業が行うべきことは関係性の強化や想いの共有を行う必要があります。

積極的にファンからチームの一員としてブランドビジョン2.0実現に向け関与してもらい、共に未来を作る同士として歩んでいくことが重要な時代なのではないでしょうか。

ユニクロはUNIQLO Sustainabilityとして、古くなった衣料を海外へ送り、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や世界各地のNGO・NPOとともに、難民キャンプや被災地への緊急災害支援など、世界中の服を必要としている人たちに届けています。

このような取り組みを事例に挙げられるように、消費の時代から、価値観・思想の共有の時代となっているのだと感じますが、皆さんはいかがでしょうか。

ブランドビジョン2.0 ③:チームの変化

会社が高い目標を掲げ、そのゴールに邁進しだすと、会社は今までと違う舵を切らなければならなくなります。

高い壁や困難があるかも知れませんし、挫折をするかも知れません。

しかし、そこでの前向きなチャレンジが従業員さんを育てていくことになります。

また人々の生活を良くするため社会変化への貢献こそが本人たちの自己肯定感を生み出し、さらなる勢いが生まれてきます。

人は目の前のことに悩んだりくよくよしたりします。そうではなく、ビジョンを実現するための「今ここ」とスイッチが入った時に人はパワフルに育っていくものです。

ブランドビジョン2.0はそのような高いビジョンを示し行動することで従業員とチームの変化・成長を促し、強い組織づくりを実現していきます

ブランドビジョン2.0 ④:ステークホルダーとの関係性の変化

社会的価値を作り出す会社に対しては、ステークホルダーも支援を積極的になります。

現在は国連が設定したSDGsが世界的によりよい社会を生み出すこととなっており、投資家や行政もゴール達成に向け積極的に関わってくれることを意味します。

ブランドビジョン2.0 ⑤:ビジネスの成果

ブランドビジョン2.0を体現することは、強いファンとのネットワークを構築できることに繋がります。

人々もより良い世界に変えていくことに貢献したいと考えており、大切なお金を使う相手を吟味しています。

だからこそブランディングは高い志を掲げて、実践している会社となることを期待しています。

特別なブランドという感情移入を引き起こすことはファンとして長期的に購入してもらえる大きなきっかけになるはずです。

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