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ブランディングがもたらすブランドバリューの向上とは

ブランドバリューとはブランドの価値、つまり核となるものです。その価値を高め続けることが企業の持続的な発展を後押しする大切なポイントです。

では、本題に入る前にバリュー/価値というものを改めて考えてみたいと思います。

価値には使用価値と交換価値というものに分けられます。水は使用価値は高いけれども交換価値は低い、ダイヤモンドは使用価値は低いけれども、交換価値は高い。

人間にとって必要なものは水だけれども、大量に存在するために安価で手に入ります。ダイヤモンドは人間にとって必要なものではないかもしれませんが、希少性が高いことで消費活動の中において人々のあこがれの存在となり価値が高まっているわけですね。

別の言い方をすれば、水は必要以上に必要とされない。その価値に限界があることになります。一方でダイヤモンドは買えるものならどんどん欲しいという気持ちが高まっていきます。

もちろん生きるか死ぬかの砂漠の中における水の価値は非常に高くなり、ダイヤモンドはおそらく必要とされないでしょう。

ここでの一つの結論は、「価値というものは置かれている環境によって変化し続けるもの」であるといえます。

余談ですが、マズローのご段階欲求とも関係すると思います。上位欲求の自己実現欲求や社会貢献欲求にはダイヤモンドのような価値が注目され、生きるか死ぬかの生存欲求時には水を必要とする。そうなると自ずとマーケティングにおいてはターゲット層も変化します。

話は戻ります。別の視点で価値を考えます。

眼の前にコップがあります。そのコップには子供の人気のアンパンマンの絵が描かれているコップと形状も材質は同じだけれども何も描かれていない無地のコップが並んでいます。

子供はどちらを選ぶかというと多少金額が高くてもアンパンマンのコップを欲しがるでしょう。

そこにはアンパンマンの価値という目に見えないブランドバリューが明らかに存在しています。

私達は大人となり、価値という難しい言葉を理論的に理解しなければなりません。

先日本屋である書籍を立ち読みしていました。その書籍には、牛丼屋で卵を注文しない。その理由は卵にその価値はないからである、と書かれていました。

金額にして1玉60円ですが、スーパーで買えば1玉20円程度です。交換価値というものは、提供する側と受け手の双方の合意が目に見えない形で存在します。60円を安いという人もいれば、高い人もいます。またちょうどいい価格設定と考える人もいるでしょう。

1玉100円だけれども、最先端の科学技術を使い、普通の卵の栄養素の100倍で、エナジードリンク並みにパワフルになる卵であれば、1玉100円でも安いと思う方も出てくるはずです。

ブランドバリューとは、使用価値と交換価値を高め、顧客が欲しいと思ってもらえる価値を提供することそのものであるといえます。

ブランディングによってブランドバリューを高めるということは、同じ金額であれば顧客により満足してもらえるように、また同じ商品・サービスであれば少しでも高い金額を支払ってもらったとしても喜んで買っていただけるように使用価値も交換価値も高めていくということとも言い表すことが出来ます。

難しい話をしていますが、今後ブランドバリューを語る上で大変重要な「価値」について共有させていただきました。

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