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ブランディングの事例***************

17、ミシュランのブランディング

パリ万博が開催された1900年、広まり始めたばかりのドライブ文化を、より安全で楽しいものにするためのガイドブックとして誕生したミシュランガイド。

当時は、自動車修理工場や、市街MAP、ガソリンスタンドやホテルの紹介など、ドライブを楽しむためのガイドブックとして、無料で配布されていました。

しかし、ある修理工場では、傾いた作業台の足代わりに、床に積み重ねられたミシュラガイドを見て、ミシュラン兄弟は「人というものはお金を払ったものしか大切にしない」と考え、ガイドの有料販売に踏み切りました。

ご存知の通り、ミシュランガイドはレストランを格付けをすることで、そこに車で行ってみたくなる機会を増やし、結果としてタイヤの需要喚起を狙ったものでした。

その基準は、

一つ星:「そのカテゴリーで特に美味しい料理」
二つ星:「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」
三つ星:「わざわざ訪れる価値がある卓越した料理」

このストーリーは多くの人々がご存知だと思います。

ここで大切なことは基準というものの重要性です。基準がぶれたり、曖昧だったりするとその基準に対する信頼感が損なわれてしまいます。

人から信頼を得ることが出来うる基準から外れていないか、常に問いだたさなければならないわけです。

もしミシュランととても仲良しで、大して味も良くないレストランが掲載されてしまうと、一つのほころびから次々と設けた基準が崩れてしまい、終いにはブランドが地に落ちてしまいます。

企業であれば、その基準というものは、経営理念や行動規範であるかもしれません。

どうぞ基準を高め続けることを忘れませんように。

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