ブランディングの手ほどき****

13、ブランディングのためのツール「ブランド要素」とは。

ブランド要素とは、ブランド連想を促すための最小単位です。アイデンティティを明確にして他社との差別化を目指すことを目的にしています。

それはネーミング、ロゴマーク、シンボル、キャラクター、スローガン/キャッチコピー、ジングル、パッケージ、色、URL、匂いで構成されています。

企業が思い描くブランドアイデンティティを、人々がその要素と接点を持った際にブランドイメージを想起させるスイッチになりうるということができます。

例えば、街にあるロゴマークを指さして、そのロゴマークをブランドという人もいるかも知れませんが、実はそうではなくそのロゴマークに刺激を受けて、脳の中でブランドイメージが想起されるわけです。

ブランド要素にはそのような機能があり、大変合理的にターゲット顧客にブランディングができるという効果が隠れているのです。

つまり、ブランディングとはロゴマークを作ったりすることが本当のゴール・目的ではないことがご理解いただけるのではないでしょうか。

14、VI(ビジュアルアイデンティティ)を設定する。

人間の知覚は、視覚87%、聴覚7%、触覚3%、嗅覚2%、味覚1%という割合で情報を判断しているそうです。

そのため、ブランディングは視覚へのアプローチが最も重要視され、デザイナーは様々な情報を元にクライアントの意図を表現しているわけです。

さらに言うと、視覚の認識順序は、まず色、大きさ、形、方向、位置、色、文字になります。

ビジュアルアイデンティティは何もロゴマーク等だけではありません。

例えばコカ・コーラであれば、あの瓶のフォルムはひと目でコカ・コーラであると判断できますし、googleの検索画面であるトップページはすぐにグーグルと認識できるわけです。

ビジュアルアイデンティティというものは日本企業が考えている以上に海外のブランディングを行っている企業は綿密に計算しており、VI規格書という形で全社的に統一させています。

15、ブランドロイヤリティの指標を設定する。

「ブランドロイヤリティ=リピート率」ではありません。

ブランドロイヤリティとは、顧客がどれだけあなたの商品やサービスに愛着を持っているかということになります。

ブランドロイヤリティが低ければ、つまり愛着が低ければ、簡単に同業他社へブランドスイッチをすることができてしまう。その結果、リピートによる収益が伸び悩み、業績を好循環にすることが難しくなってしまいます。

ここでは、ブランドロイヤリティがリピート率で表現されたり、ブランドロイヤリティが顧客満足度であるという誤った認識を持ってはいけないということをお伝えできればと思います。

平たく言えば、愛着=リピート率ではないし、愛着=顧客満足度でもないということになります。

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