オムニモスーク

ブランディング手ほどき*

4、企業を取り巻く外部環境を分析・理解する

企業のブランディングを左右するものは、内的環境分析と外的環境分析に分けられます。外的環境とは企業がどうしてもコントロールできない世の中の動向のことです。

マクロの環境をブランディングの前提としてあなたは企業活動を行わなければなりません。しかし、一概に外部環境と言われても、どのようにリサーチすればいいかは不明瞭だと思います。そこで、私たちがよく利用するフレームワークとしてPEST分析というものがあります。

政治的、経済的、社会的、技術的という4つの視点で広く社会の動向をリサーチする手法です。

様々な産業によってその分野でリサーチする具体的内容は異なりますが、現在あなたの会社が置かれている環境を知るための視点という意味では、大変参考になるものであると思います。

5、業界を取り巻く力学を学ぶ

PEST分析を行ったあとは、業界の力関係を学ぶ必要があります。

ブランディングは顧客から選ばれるための1つの手段でもあると考えられるため、マーケティングが円滑に進み利益を生み出す仕組みも同時に考えていかなければなりません。

そのためには、何がボトルネックになっていて、何が自社の克服すべき課題になっているか、そしてそれらをどう克服するかを検討しなければなりません。

そこで必要となるのがファイブフォース分析になります。ファイブフォース分析はハーバード大学の経済学者、マイケル・ポーター博士によって提唱されている理論になります。

業界に与える5つの競争要因から、その業界の魅力、つまり商売で利益を生み出しやすかどうかを分析するためのフレームワークになります。

あなたのブランディング活動が功を奏して、顧客のニーズに応えることができ、強いブランドに育ったとしても、何か他の力学が業界全体に影響しているとすれば、そのブランディング活動も長期的に継続できないかもしれません。

6、顧客の声にきちんと耳を傾ける

外部の分析を包括的に行ったあとは、目の前の顧客の声を聞いてみる。特にリブランディングが必要と感じるとき、例えば業績が下がってきている、新規の獲得ばかり考えなければならない状況になっているときなど。

継続的な商売の根本には、ファンやリピート客が存在し、口コミで顧客が次の顧客を紹介してくれるという原理原則があることを忘れてはなりません。

商品やサービスのプロダクトサイクルを考えると、どうしても衰退の時期が訪れることは免れません。しかし、ブランドの再構築を行うにあたり、企業の「現在地」を明確にしていくことは大変重要になります。

そこで、重要なことは、お客様の声を集め、従業員の声を集めることではないでしょうか。

フィールドワークを行い、お客様が何に感動して、何に不満を抱えているか、そして、従業員がどんな考えを持って顧客と向き合っているかきちんと「現在地」を理解することが大事です。

その際に1つ有効になることは、RFM分析です。

顧客の最終購買日、購入頻度、購入金額を集計し、だれが優良顧客でファンになってくれているかを知るための手法です。

マーケティングを行う上で、最終購買日、購入頻度、購入金額を把握しておけば、限られた資源を有効に使って優良顧客を育てていくことが可能になります。また、数字や率で計測できるため、顧客の反応というものがリアルに把握理解できるようになってきます。

小さな店舗ではどうしてもここまでできないということもあるかもしれませんが、one to oneマーケティングという時代がすでに到来しているため、小さな会社でも取り組んで行きたい分析ではないでしょうか。

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