オムニモスーク

博多の和菓子店

今日は友人のオフィスにお邪魔することがあって、妻が以前購入してきた鈴懸という和菓子屋に豆大福とおはぎを買いにやってきました。とてもいい空間でした。その後、お店の代表商品は別のものだったそうですが、お店のことをググると商品へのこだわりはしっかりと感じられました。以前から何度か私もお土産で頂いたことがあったのですが、どうしてこの和菓子がそんなに賑わすのかなと思っていました。マーケティング的に言えば、機能的価値と情緒的価値のお話になると思います。こちらのお店は特別新しい和菓子ってわけではなく、でもしっかりとこだわりを持っていることは伝わってきます。私が感じたこのお店のもっとも優れているところは、価格以上の満足感が得られるということだと思います。顧客として五感に感じさせる空間やディスプレイ、接客はとても自然な感じ。高級店の雰囲気を醸しつつも、陳列されているもの、100円、200円の商品ばかり。店員さんに話を伺うと子供がたくさん食べるということだそうです。商品は非常にお安く手にとってもらいやすい。でも顧客体験は高い基準を作っています。機能的価値としては、100円のミニどら焼き『鈴乃〇餅』は慣れ親しんだ味です。が、情緒的価値で十分に気持ちを満足させてくれるお店だと感じました。お店のこだわりはネットを検索するとたくさん出てきますので、グルメな人たちの方が詳しいと思いますので、そちらを参考に是非参考にされていただければと思います。が、ブランドを研究している立場から言えば、美味しい商品は研究していると思いますが、その商品が手土産などでお渡しできるように世界観をパッケージや紙袋にも作り出している筋の通った演出が大変勉強になります。

和菓子屋さんは多くのお店が商売の過渡期を迎えていると思います。しかし、たべものの原点に立ち返り、高いレベルで美味しさを追求しながらも顧客体験をも考えているプロデュース力もお店から学ぶことができるのではないかと思います。世の中的に高付加価値で高い価格設定を進むてらいがある中で、求めやすい価格でブランドを高める事ができるのは決して簡単なことではありません。どんな商売でもそうかも知れませんが、和菓子屋さんがこれからも継続して商売を続けていくことは大変なことだと思います。現に古くからの福岡の和菓子店も規模を縮小しています。変化の激しい時代だからこそ、変化に対応するのか、はたまた自社の世界を創造し勝負を挑むのか、1ファンとして見守っていきたいと思います。老舗、チェストー!!

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