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世界観を表現するということ

前提として日本人は表現力、つまり伝える力や考えを述べるという力が他国に比べて得意ではない。それが、グローバルブランドとしては存在感を薄くしているとも言えます。それは私が考える理由として、言葉のコンテクストが高いか低いかということが最大の原因だと思います。つまり、コンテクストが高い日本は言葉で表現できます。例えば、雨を表現する言葉だけでも、しとしと、ザーザー、ポツポツ、どしゃ降りなどなど相当な数が挙げられます。それによってどの程度かどんな様子かが、相手に伝えられるわけです。しかし、アメリカなどではそのコンテクストが低いことが理由として、表情や言葉の強さやジェスチャーが発達している、結果的に伝える力が高くなった、そしてプロモーションが上手になったと私は推察していますし、おそらく正しいと思っています。

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http://japan.hermes.com/

今日は私も大好きなブランドであるエルメスのウェブサイトを紹介したいと思います。日本のサイトではなく、パリのサイトです。同じウェブサイトでもエルメスの日本ははっきり言ってブランドを落としてしまっているのではないかと感じます。もったいないですね。日本のエルメスはどこがライセンスを持っているのかは知りませんが、パリのエルメスと比較するとぜひ頑張っていただきたいと思います。

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https://www.hermes.com/us/en/

私は依然エルメスを研究していた時期もあって、記憶を遡りますが、馬具を作っていた当時、自動車の台頭により馬具のニーズが低くなることが予想されました。そこで、何代目かの経営者が、丈夫な馬具の製造技術を使い、革製品を作り始めて成功を収めたわけです。そのため、ロゴマークも馬なんです。そのストーリーを多くの方が知っているため、エルメスの商品をそれ以上の価値に高めていると私は考えています。そこでウェブサイトを改めて見渡してみると、ドキュメンタリーショートフィルムをウェブサイトで発見しました。これは他の会社も取り組んでいない試みだと思い、流石にエルメスだなと思いました。

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https://www.hermes.com/us/en/story/135446-footsteps-across-world/

ブランディング、得意に今回は社外に向けたエクスターナルブランディングについてですが、歴史や考えを出し惜しみせず、そんなところに謙虚さはいらないので、どんどん発信してほしいと強く思います。そこで大切なことは世界観です。外に出す前に、または外に出すまでには、インターナルなブランディングを行い、世界観を表現できるものは全て出す姿勢で取り組んでいただければと思います。

追記)日本人はブランドに踊らされていますので、自分が好きなブランドを選んでほしいと思います。外国では、高い安い関係なく、好きなものを身につけるし、流行りは気にしないという方が断然多いので、自分らしさや自分のスタイルを忘れずに。

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