自社の「あるべき姿」を考えよう!

自社の「あるべき姿」を考えよう!

みなさんTOYO TIREという会社をご存知ありますか?以前は、東洋ゴムという社名でした。2019年1月1日に社名を変更しましたが、長期的に相次いで偽装を行い、一時期批判の的となった会社です。詳しくは(wikipedia : http://bit.ly/2UN0KND)を参照いただければと思いますが、オフィス移転や社名変更などを経て、信頼を持ち直しているそうです。マイナスからの復帰は本当に大変なことだったと思います。規模は全く違いますが、同じ社会の公器としてこれからはさらなる社会的責任を果たしていただきたいと切に願います。

 

さて、この復活劇の間には、20名の役員のディスカッション。「何が欠けていたのか」を徹底的に議論し、従業員の意識を統一できるものが必要であるという結論に至ったそうです。そして、理念のあり方を問うプロジェクトがスタートしました。課題には経営陣と現場従業員とのコミュニケーション不足、縦割りな組織などが課題としてあったため、横断的なグループを組成しました。そして「我々が大事に守っていかなければならないこと」などをテーマに終日会議を6度開催し、最終的に役員にプレゼンテーションで従業員が想いを語ったそうです。

 

このプロセスは実は私達中小企業も学ぶ点が多いのかと考えています。経営者、経営幹部はセミナーなどで学ぶ機会が多いと思いますが、現場の従業員の学ぶ機会はいかがでしょうか。現場の方々が一番顧客と接する機会が多いわけで、彼らの意識を高めることが結果的にブランディングにつながっていることを私達は理解しなければなりません。ブランディングの背景には人材育成が心底必要であると思います。

 

以下にTOYO IIREの理念体系を掲載します。

 

■社是
昨日より今日はより良くより安く
需要者の為に各自の職場で最善を

■【私たちの使命】(ミッション)
お客さまの期待や満足を超える感動や驚きを生み出し、豊かな社会づくりに貢献します。

■【私たちのありたい姿】(めざす企業像)
一.私たちは、たゆまぬ技術革新によって、一歩先の未来を創る企業をめざします。
一.私たちは、挑戦心と独創的な発想にあふれた闊達な風土を持つ企業をめざします。
一.私たちは、企業活動に関わるすべての人びとと喜びを分かち合う企業をめざします。

■【私たちの持つべき価値観】(TOYO WAY)
<公正さ> 社会に正しく役立つことを旨として、私心のない公明正大な行動をとる。
<誇り> 会社と仕事、自分自身に高い誇りを持ち、最後まであきらめない。
<主体性> 何事にも、自らが主体となって受け止め、自らが主体となって取り組む。
<感謝> 人と社会に思いやりと感謝の心を持ち、誠意を込めて力を尽くす。
<結束力> 仲間とともに知恵と力を結集し、常に創意工夫と改良改善を続ける。

 

この理念をどれだけ現場と共有できているか。理念を浸透させることについては、時間がかかる割には従業員の行動が変わらないと嘆く方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ブランドは従業員が作り、発展させるものだと考えると、やはり人材の意識を高め続けることがブランディングの最も中心に位置づけられるべき施策であると言えるのではないでしょうか。

 

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