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ブランドと世界観

今日は世界観について考えていきたいと思います。ディズニーの世界観は詳しい人でなくても、ワクワクした空間で非現実的な夢のような空間に身をおくことができるということは想像できると思います。私も一度だけ、ディズニーランドとディズニーシーに行ったことがある程度ですが、ディズニーにしか表現できない世界観があり、顧客もその世界観に浸りきっており、まさにマジカルワールドだと言えます。

 

ディズニーファンの方に怒られるかもしれませんが、ミッキーの態度が悪かったり、キャストの対応がふてぶてしかったりすると、顧客は一気に興ざめしてしまいます。またトイレが汚かったり、入場料の計算が間違えたりすると何か引っかかりを感じてしまうことでしょう。当たり前のことをお話していますが、実はそれらは他人事ではなく、消費者はそのような厳しい目で商品やサービスを見たりしています。確かに何の情報もなく入ったお店でトイレが汚れているとおそらく料理そのものが美味しいとは感じなくなってしまいます。消費者の五感を満たすことができなければ、ブランドを下げてしまうという現実が起こってしまいかねません。

 

世界観は企業側がまずデザインする必要があります。どんなブランドアイデンティティを目指すのか、企業側がデザインしたブランドアイデンティティに消費者のブランドイメージを近づけていきます。当然といえば当然ですが、どんなブランドイメージを消費者に持たせたいかを企業側が確立させることが最初の一歩です。それが、ロゴマークになったり、パッケージになったり、顧客体験になったりしますので、深くブランドの理想像を検討していくかなければなりません。ブランドに接する瞬間、それはサービスを受けたり、商品を買ったりと具体的な行動に移った瞬間に、消費者にどう印象づけたいかをきちんとデザインするということはなかなかすぐに答えが出るものではありませんが、常にイメージ向上させることを念頭に第一歩を踏み出していただきたいと思います。では、具体的にまず何をすればいいかと言うと、経営理念のように言葉で表現することをおすすめします。

 

1、提供価値

自社のサービスの提供する価値です。これはできるだけ、皆さんの会社でしか提供できない価値を追求してみてください。

2、他社にない独自の強み

差別化できるポイントをどう設定するのかを考えてみてください。ぜひ明らかな差別化を考えてください。

3、ターゲットに与えたい印象

これは新規顧客やリピート顧客などターゲットの条件は脇においておいて、どんなイメージを持ってもらいたいか。形容詞で表現するとわかりやすいと思います。

 

これらの3つ視点が顧客タッチポイント時にじわりじわりと影響を与えています。この視点を従業員さんと共有して、せひ現場に活かしていただきたいと思います。